不思議なこと②
単なる偶然として片付けることができないというような
経験をしたことがありますか?
私は一度だけ「虫の知らせ」というんでしょうか、何か
不思議な力に危険を知らされたことがあります。
自分の身にではなく遠く離れた母の身の危険を。
私はなんとも親不孝者で、大学に入るために10代で家を出て
海外に行ってからはほとんど実家には帰らないし、あまり
電話もしてません。ダメ子ですね 😌
自分の娘が家を出たら毎日でも電話して欲しいのに。
私が大学二年の時に父が病気で亡くなり、母は一人暮らしを
していました。母はパートで働いていましたが、高齢になり
体もガタガタになってきたので仕事を辞め、4匹の猫と
のんびり暮らしておりました。あっ、でも4匹もの家猫が
いると結構のんびりもできなかったかも。一匹は超高齢で
トイレの場所を忘れてしまったみたいで、よく押し入れで
おしっこしちゃってたし、二匹は若い兄弟で高齢猫たちを
追っかけ回すし 🐱🐱🐱🐱
私はひと月ふた月に一回くらいの割合で母に電話をしていました。
たまに電話をしても話すことといえば、そもそも私が拾ってきた
4匹の野良猫の世話をするのはもう疲れたという愚痴 😩
のちに高齢猫たちは亡くなり、綺麗な白猫は母の友人に
もらって頂き、残りの一匹は私が引き取りアメリカに
連れてきたんですけどね。
時は過ぎ私にも子供が生まれて忙しくなり、母への電話の
回数もさらに減ってしまっていました。そんなある年の
大晦日、私はいつもの通り仕事へ向かいました。
「年が明けたらお母さんに電話しようかな〜」と考えて
いたのですが、その日の午前中はあまり忙しくなかったので
職場から母に電話することにしました。日本ではちょうど
紅白をやっている時間帯でしょうか。
母は一人でテレビを見ながら「お兄ちゃんたち(私の姉夫婦)
は年明けてから3日の日くらいに来るみたいよ」といつもと
変わりない様子で話していました。正月なのに一人にして
悪いな〜と思いながらも、遠くにいるから仕方がないと
私も仕事に戻りました。大晦日ということもあり
みんなサッサと仕事を終わらせ家路へ。私もいつも通り
夕方に帰宅。アメリカでは年末に大掃除🧹 という習慣は
ないので、「郷に入れば郷に従え」ということで
掃除はな〜し 😁
家に帰り夕食を終えたところで、なんとな〜く電話を取り
つい数時間前に話したばかりの母にまた電話をしていました。
何ヶ月に一度しか電話をしない私が、何も用事もないのに
その日は一日に二度も母に電話をしたのはなぜでしょう。
日本時間はついたちの朝。アメリカではまだ年は明けて
いないけど、一応「明けましておめでとう」と言う。でも
母の様子がおかしい。数時間前はちゃんと喋っていたのに、
今はろれつが回っていない。私が言うことは理解できてる
みたいなんだけど、答える言葉がちゃんとしてない感じ。
「お母さん、ちょっとうちの電話番号言ってみて!」
「え〜番号は〜 0 0 3 え〜と 0 0 3 4
え〜と 0 3 あれ 分かんないよ え〜と 7 で〜」
やっぱりおかしい! 脳だな 😨
早いとこ病院に行かないとまずいことになる!
「お母さん、ちょっと待ってて。今病院に電話するから。
また電話するからちゃんと取ってね」
と心配ながらも一旦電話を切り、脳卒中の患者を受け入れて
くれる近くの病院をネットで探し、すぐにその病院の救急に
電話を入れた。お正月だけど開いてるかどうか、受け入れ可能か
どうか聞いて、大丈夫とのこと。数時間後にそっちに行きます
のでよろしくとお願いしておいた。そしてすぐに義理兄に
連絡。まだ寝ていた様子。
「悪いけど今すぐお母さんのとこに行って即行病院に
連れて行って欲しい!!」
と事情を話し、義理兄が1時間離れた母の家へ行ってくれた。
救急車を呼ぼうかとも思ったのだけど、その病院に連れて行って
くれるか分からなかったし、正月早々ピーポーピーポーで
ご近所さんに迷惑をかけたくなかったし、義理兄に頼んだ方が
安心できるかと思い、母に1−2時間待ってもらう決断をしました。
とっても心配でしたが…..
そして無事に義理兄が母を病院に連れて行ってくれて、すぐに
処置を受けることができました。脳出血でした。命に危険がある
状態ではなかったことが不幸中の幸いでした。しばらく入院をし
リハビリもしましたが、少し言葉に障害が残りました。
しかしあの時、もし二度目の電話をしていなかったら…….と
考えると恐ろしいです。義理兄が3日の日に母の家に来るまで
出血し続けていたら…… 😱😱😱😱😱
二度目の電話は偶然でしょうか。それとも何かが私の手をとり
電話をかけさせたのでしょうか。またご先祖様が今度はアメリカ
まで来てくれたのかしら。それとも父の仕業?
☎️ THANK YOU! ☎️